見下ろして羨望(？左近)

どうもこんにちは｡


雪が降るような10度以下の日もあるかと思いきや
20度近い本日｡
3月も半ば､東の都は狂っています｡
四季はどうした｡
花粉症とは未だ無縁の私なので過ごしやすい陽気は良いのですが､も少しなんとかならんのかな｡
求めているのは中間の温度だよ!!!






さぁてなんとなく徒然な感じな左近だよ｡





















私はこの子を守りたい｡
隣ですやすや眠る頭は撫でればサラリと音を立てた｡
今のこの歳の差は大きいだろう､もうあと10年もたてば問題は精神ではなく体力的な差になるんだろうが｡
まぁ今は､数時間前まで血にまみれていたなんて言いたくなくて､匂いを消したくてワザと野原に寝転がって緑のシミを作るほどに子供なんだけれど｡


寝顔を見下ろし口付ける｡


素直な
謙虚な
何もしらない無邪気なままでいたいじゃないか


私はもうだいぶ薄汚れているけれど､せめてこの子はもう少し｡
醜い大人の事情や
汚い大人の事情は避けて

黒い思いは沈殿し
浅はかな思いは浮遊する
やがて沈んでもしくは砕け
混ざり混ざり
濾過されることなく澄んでいるのは上辺だけ
私は所詮そんなものだけど｡




素直なままでいたいじゃないか
一途なままでいたいじゃないか


眩しいものに憧れる



幼い彼らの想いは幼いが故に純粋で
大人な我らの思いは8割計算に満ちている





ほんやりと目を開けた彼は天に手を伸ばしつぶやいた
｢………さん…？｣
わずかに顔を傾けて私を探して目が動く｡

｢…傍にいますよ｣







もう少し大人になるまで私は待ってる｡