× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 食満がおりてこなくて遅々として進まないので(笑) 代わりに団蔵。 変な夢のせいで、委員会中は散々だった。 先輩の方は見られない、声はイヤでも聞こえる、名前を呼ばれる度に(それがたとえ怒声だとしても)夢を思い出して頭に響いた。 ――触れても良いか? 「…もう少し待ってください…」 今はだめ、なんだと思う。 準備が整ってない、気がする。 「待ったらどうなんだ?」 そう、待ったら。 先輩に対して僕は? 「そうだなー…」 …え? 顔を上げれば、至近距離に先輩の顔。 「わぁあ!?」 「なんだよ、今更ビビるな。…何が合わねぇんだ」 やれやれ、お前もいい加減慣れろよと先輩が頭を撫でる。 「え?えーと、その」 慌てて手元の帳簿を見る。 ダメだ全然終わってない。 気が付けば部屋にはもう僕たちしかいなくて、委員会がいつ終わったのかさえ僕は覚えがない。 そんなにも夢の中に意識を飛ばしてたのかと思ったとたんに、かぁ、と顔が熱くなる。 頭の中で再生する先輩の声。 ――触れても良いか?抱いても、 「……っ!!!」 思わず立ち上がり、ガタンと机がなるのを頭の隅で聞いた。血が上るのが判る。ダメだ、もう此処に居ていられない。 「どうした、団ぞ」 「失礼します!!!」 走る。 赤いだろうな。顔が、熱い。どうしよう。変に思われたに決まってる。どうしよう。 先輩先輩先輩。 頭から離れない。 これってつまり、居座ってる。 先輩が、僕の心に住んでいる? 先輩が? 同じように先輩の心に僕はいるのだろうか。 どうしようどうしようどうしよう。 途方に暮れながら僕は走る。 PR |
カテゴリー
SSは同時間軸のものは下に行く程、経過していきます。
繋がってない物は下から。
個人的ブクマなリンク
リンクフリーに甘えています。無断リンクが満載だ。
最新記事
取り扱い傾向
食満三木・食満綾・文団
基本的にマイナ。
全て脳内妄想による捏造の産物です。
新たに与四兵始めちゃいました。
プロフィール
HN:
航輝
性別:
女性
自己紹介:
団蔵、きり丸、文次郎、滝夜叉丸は不動のベスト4ですがその他の子たちも大好きです。その時の熱の入り方によって傾向がかわるやもしれません。 連絡先→ ar.k512.roger★hotmail.co.jp ★→@でドウゾ。 twitter→takeya_chika(航輝)です。時々つぶやいています。 |