× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 誕生日だから何かあげようと思いまして。 誰の誕生日って私自身の(笑) 夜に朝に昼にも祝っていただきました。 有り難い。 歳取りたくない歳になっていってますが。 取り敢えず誰かに何とかして欲しい。 話をしたい時に選ぶのは大体が庄左ヱ門かきり丸だ。 今日は、話が話だから庄左ヱ門のところに足が向く。 きり丸にはまだ、あれ、でも僕と同じ様なものなのかな。 あれ、と思いながら庄左ヱ門の部屋の襖を開ける。 「庄ちゃん…」 「どうしたの?」 急だから驚いた、と呟きながら庄左ヱ門が迎え入れてくれる。 「どうやったら分かるんだろう…」 「なにが?」 何かあったの、という言葉を無視してしまう。ごめん、庄左ヱ門。 「好きって聞いたらかな」 先輩には言われた、けど。 「体が触れたらかな」 頭を撫でる手を思い出す。でもこれは先輩後輩のスキンシップに入るだろうし。 「見つめたらとか」 今は逸らしてしまう気がする。 …じゃあ、抱きしめたら。 「えぇぇ無理無理無理!!!!」 抱きしめるとか、僕には無理だ! 「団蔵?」 ましてや、…口付けとか。 先輩はそういう事もしたいと、思うのだろうか。 「う~…!!!」 「ちょっと団蔵、団蔵ってば!!」 「うわっ!?…あー…ごめん、庄ちゃん」 「なんなの?用事じゃないの?」 「えっ…と、その、さ。用っていうか」 呆れた顔。 無理もない。突然訪ねてきたと思ったら1人でバタバタしだすんだから。 「恥ずかしくて逃げてきちゃったー…」 「誰から?あー、先輩?」 察してくれて有難う、と思いながら黙って頷く。 「何で今更恥ずかしがるの」 「変な夢見たからさー…」 「ふうん」 夢の中の僕らは名前を呼んで抱きしめて、最後に少し、口を寄せた。 思い出しただけで恥ずかしい。 どんどん思い出してくるのが、また。 「好きなの、団蔵は」 「…どうなんだろ」 「好きじゃないの」 「分かんないんだよ」 「分かんないんだ?」 「…た、ぶん」 「ふーん…」 庄左ヱ門がそっと息を吐く。 「…分かんないよね、そんなの」 そう言って僅かに下を向いた。 あ。 もしかして、これ。 「庄ちゃん?」 つ、と近寄って手を背中に回す。 少し力を入れて、すぐに抜く。 「…なに?」 「いや、やっぱ友達ってこんなもんだよねって」 「?」 「ドキドキがないだろ?」 「そりゃないよ」 「ね」 「ねって」 「だからさ!!」 つまり、そういう事じゃないかと思ったんだ。 「好きなのかも」 「は?」 「だから、ドキドキするから」 「は、」 何か庄左ヱ門が言い掛けたけど、ありがと!!と言って部屋を出た。 PR |
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全て脳内妄想による捏造の産物です。
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航輝
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団蔵、きり丸、文次郎、滝夜叉丸は不動のベスト4ですがその他の子たちも大好きです。その時の熱の入り方によって傾向がかわるやもしれません。 連絡先→ ar.k512.roger★hotmail.co.jp ★→@でドウゾ。 twitter→takeya_chika(航輝)です。時々つぶやいています。 |