× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
他愛のない会話がだらだら続いてしまうのです。
さくっと、こう、 起承転結!!! みたいなことにはならないのが私クオリティ・・・ すみません。 精進精進。 目を離すとすぐこれだ。 「おいコラ、どこ行ってんだ」 ふらっと変な方向へ行きかけるのを襟首掴んで引き戻す。 神崎には劣るが方向音痴だからな、と思いつつ。 「先輩、お団子食べましょうよー」 「買い物が全部済んだらな」 「あと何が残ってるんですか?」 あんなに色々見たのにまだ済んでなかったんですか?と言われたので黙れとばかりに目線で制した。 「あー…いや、綴り紐だけだな。じゃ先に食うか。んで、帰りに買う。それで良いだろ」 「わぁい!!お団子~!!」 全く、ガキだな。飛び上がる程か?まぁ団子で釣れるなら安いもんだ。 「…はしゃぎすぎだ。周りに迷惑かけんなよ」 「はぁい!」 どうも目当ての団子屋があるらしく、早く早くと急かされる。 「ここのお団子すっごく美味しいんですよ~」 「…良かったな」 満面の笑みが見れて満足、とか思った自分を慌てて諫める。 何考えてる、馬鹿。 思わず無駄に団子を頬張ってしまう。 「…確かに美味いな」 「ねー!!しんべヱが教えてくれたんです。誰かと行きたいと思ってたから、良かった!」 「そりゃ得したな」 「……?」 「たまたま俺だったんだろ。俺は美味い団子が食えて得をした。ついでにお前も」 普段なら味の濃淡を問わず、と言うところだが勘弁してやる。 さて、と立ち上がり、店のオヤジに土産を頼む。 「僕も…?」 団子を片手に首を捻っているのを見やり、一声かける。 「奢ってやる」 だから少し得な、と言ってやった。 「あぁ成る程ー!!」 「な」 「はい!!…でも先輩?」 「お?」 「僕、先輩と行くと思ってましたよ」 「…へーぇ」 ――何だ。 「最近、街に行くのは先輩とだから絶対そうだと思ってて!!」 ――何を言い出すんだ。 「今日とは思ってなかったですけどー」 「そうか」 「委員会だから、おやつは無しかと思って」 「…じゃ、やっぱ得じゃねぇか」 「そうですね~」 あははと笑う団蔵の肩を叩く。 「おら、行くぞ」 「はい!」 驚いた。何を言い出すのかと思うだろ。 元気な返事を寄越して、学園に向かって歩き出すのを目の端で捉え、何処へ行くつもりなんだと慌てて止めた。 「まだ学園じゃない。紐が先だ、バカタレ」 「あ」 忘れてた、とまた笑うのを呆れて眺める。 全く、コイツという奴は。 片手に土産の団子を持って、もう片方の手で髪をかき回す。 「ほら、急ぐぞ!!とっとと走れィ!!」 「え、はい!!」 「夕食の鐘までに帰れなかったらお前の分の土産は無しだからな!」 「えええ!!!!!」 そんなーと言いながら走り出す背中を見ながら、この調子なら大丈夫だろうと安堵した。 余計な事は何も言わない方が良い。 振り回されるのは、俺1人で十分だ。 PR |
カテゴリー
SSは同時間軸のものは下に行く程、経過していきます。
繋がってない物は下から。
個人的ブクマなリンク
リンクフリーに甘えています。無断リンクが満載だ。
最新記事
取り扱い傾向
食満三木・食満綾・文団
基本的にマイナ。
全て脳内妄想による捏造の産物です。
新たに与四兵始めちゃいました。
プロフィール
HN:
航輝
性別:
女性
自己紹介:
団蔵、きり丸、文次郎、滝夜叉丸は不動のベスト4ですがその他の子たちも大好きです。その時の熱の入り方によって傾向がかわるやもしれません。 連絡先→ ar.k512.roger★hotmail.co.jp ★→@でドウゾ。 twitter→takeya_chika(航輝)です。時々つぶやいています。 |