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6つめです。
もんじしっかりして!



































「なぁ食満、お前最近どうだ」
「はぁ?何だよ藪から棒に」
「だから田村とどうだって話だよ」
「何でお前に話さなきゃならねんだ」
「良いじゃねぇか別に」
「お前こそ加藤とどうなんだ」
「どうもしねぇよ」
「私は両方聞きたいな」
「うわ立花!?いたのか」
「…仙蔵…何で今、出てくるんだ」
「いたのかとは失礼な、私が自身の部屋にいて悪いのか」
「いやそうじゃねぇけど」
「仙蔵、わざわざ気配消すな」
「何でだ?気付かんお前達の修行が足りん」
「居るのは知ってたっつの」
「いやまぁそうかもしれんが、あぁ…そうかい判った、判ったよ文句はねぇよ」
「ならばよし」
「食満、話せ」
「はぁ?お前じゃないのか」
「何もねぇって言ってるじゃねぇか」
「俺がお前に話すこともない」
「どうせ色惚けてんだろ」
「なんだと!?」
「違うのかよ」
「別に惚けてない」
「ほー」
「何だよ」
「別に?」
「お前、潮江、お前の方こそ惚けてんだろ」
「はぁ有り得ねえ」
「まずコイツは打ち明けてもいないしな」
「あぁヘタレか」
「ちっげぇよ」
「じゃあなんだよ」
「…理性的と言って貰おうか」
「何だよ俺が本能的みたいに言うな」
「違うのかよ最近しょっちゅうだろうが」
「なってめぇ…!!」
「何だよ」
「それは悪趣味だろ!!!」
「誰が覗いたりするかバカタレ!!田村が最近頻繁に寝不足な上に体力回復してませんみたいな顔してんだよ委員会中に!!」
「何で俺のせいって言い切れんだ」
「違うってのか」
「ぐっ…」
「ほら見ろこの色惚けが」
「翌日に響かせるなよ留三郎」
「………」
「では次。文次郎」
「…え!?」
「聞かせてくれるだろう?」
「いやいやだからお前も言ったろ打ち明けてない」
「臆病でヘタレだもんな」
「食満てめぇ黙れ」
「ふん」
「何故打ち明けないか私には分からないな、加藤も好意を抱いているだろう?」
「アイツまだ10歳なんだけど」
「年の差を気にしているのか?らしくないな」
「いや、そうじゃねぇけど」
「では何だ」
「良いじゃねぇか。あと1年もしないうちに終わりになるなら始めなくても」
「終わる気なのか。確かにそれならば始める意味はないな」
「だから臆病だってんだよ」
「考えてんだよ俺は」
「加藤はそんなに弱いのか」
「これからだろ、強さを手に入れんのは」
――人の死に触れるのは。
「学年が上がれば知らされる。…身内に不幸があっても知るだろうが。…俺が今、無理矢理に考えさせることかは判らねえ」
「考えさせりゃ良いじゃねぇか」
「は」
「だからお前はヘタレで臆病なんだ」
「な」
「信じてみりゃいいんじゃねぇの」
「………」
「なぁ?」
「さぁな…遅かれ早かれいずれ知ることではあるが。タイミングまではな」
「………」
「ま、お前の好きにしたらいいけどな。なぁ?」
「あぁ、文次郎」
「…おー…」
お前ら簡単に言うけどな。
「さーて、俺は行くぞ。吉野先生…あぁいや小松田さんかな…待たせすぎてる」
「そうか」
「おう。じゃあな。…あぁ立花」
「うん?」
「お前も夜中どっか行ったりしたか?」
「さぁな」
「ケチ」
「ふふふ」
「まぁ良いけどな。俺はお前のが色惚けてる気がしてならねぇよ」
「気のせいだ」
「そうか。…じゃあな」
「あぁ」
仙蔵の口元が上がるのを見た。
「…お前もバレてんじゃねぇか」
「何の話だ?」
「いいけどよ」
「ま、頑張れよ?文次郎」
「…うるせぇ」

俺はアイツを見誤ってるってか。そんなにガキじゃないってか。
秘めると決めたのに、何だか揺らぎそうだ。
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取り扱い傾向
食満三木・食満綾・文団 基本的にマイナ。 全て脳内妄想による捏造の産物です。 新たに与四兵始めちゃいました。
プロフィール
HN:
航輝
性別:
女性
自己紹介:

団蔵、きり丸、文次郎、滝夜叉丸は不動のベスト4ですがその他の子たちも大好きです。その時の熱の入り方によって傾向がかわるやもしれません。
連絡先→ ar.k512.roger★hotmail.co.jp ★→@でドウゾ。
twitter→takeya_chika(航輝)です。時々つぶやいています。