聞いて聞いて 番外編･１

けまみき。
くっついたあとの後日談的な。


6年総出なのは好きだからです。
ちゃかしたい。

もんじも自分のことを棚に上げるタイプであってほしい。
逆襲にあってワタワタすればいいんだ。


















｢留､落ちたらしいねー!!!｣
｢やはりな｣
｢…早い…｣
｢いやそれ言っちゃ悪いよ｣
｢ま､事実だけどな｣
｢そうだけどさー｣
｢ねぇちょっと!!!私､田村の改良後の女装見てないんだけどさ!!その辺どうなの仙蔵｣
｢考えてみろ､私が手ほどきをしたんだぞ｣
｢あー…ドンマイ!!留!!｣
｢ざまぁねぇな｣
｢…無理もない…か…｣
｢ひどくないかな皆｣
｢あー良いなぁ見てみたいなぁ!!女装した田村ー｣
｢町で連れて歩く価値はあるぞ｣
｢少し…｣
｢俺はいらん｣
｢案ずるな､誰もお前に見てくれとは頼んでない｣
｢あっそ｣
｢あーあ!!留ばっかずるーい!!!｣
｢小平太､滝夜叉丸は？｣
｢え､綺麗だったよ？｣
｢うん…いやそうじゃなくてね｣
｢えー何？｣
｢ごめん何もない｣
｢女装に関しては､今年の４年は出来が良いな｣
｢…アイツらだけだろ｣
｢見ーたーいー!!｣
｢頼めば良いだろうが｣
｢留三郎に言えばいいんじゃないか？｣
｢おいおい､そこは田村だろ｣
｢…本人…｣
｢そういえば今､私の部屋に田村来てるよー｣
｢｢ええ!?｣｣
｢私､見に行ってくる!!!!｣
｢小平太待っ｣
｢待つはずがないな｣
｢おーおー大丈夫か食満は｣
｢さぁな…私も行くか｣
｢え､仙蔵まで!!何しに!?｣
｢このままじゃ煩い小平太の口をふさぎに｣
｢今すぐ行かねば…｣
｢よし､では行ってくる｣
｢俺も…｣
｢お前も行くのかよ…｣
｢もんじは行かないの？｣
｢お前はどうなんだよ｣
｢ここに１人じゃ寂しいかと思って｣
｢余計なお世話だ｣
｢じゃ私も行ってこようっと｣
｢おー｣
｢…行かないのもんじ｣
｢何でだよ｣
｢いや食満をからかうネタが出来るのになぁって｣
｢覗きは好かん｣
｢ふーん｣
｢何だよ｣
｢別に？じゃあ行ってくるからねー｣
｢とっとと行け｣




｢…はーアイツら…｣
｢俺の時もこうなるんじゃないだろうな…｣
｢…うわ落ち込む…｣




















何はともあれ頑張れ食満｡








------------------------------



｢…うっわ､あれ田村？どこの遊女を目指したの仙蔵｣
｢特にモデルはいないがな｡色気と言うからあぁなった｣
｢あれが迫ってきたら据え膳食わぬはって言っちゃうなぁ私｣
｢留三郎も言ったんだろうな｣
｢…納得…｣
｢やばいよアレは!!｣
｢傑作だろう？｣
｢お願いだから滝にはしないでね｣
｢田村が教えるんじゃないか｣
｢そっかそっちか…!｣
｢残念なのか…嬉しいのか…｣
｢うーん迷うとこだけどね!!!｣
｢小平太､顔が緩んでる｣
｢嬉しいか…｣
｢ていうかさー田村は何でまだ女装してんのかな｣
｢さぁ｣
｢さぁ…｣
｢留が頼んだのかな｣
｢どうだかな｣
｢え､半分趣味!?｣
｢まさか｣
｢…俺はもう行く…｣
｢私も行くかな｡留三郎がキレそうだし｣
｢え!?バレてんの!?｣
｢さっき上を見てたからな､おそらく｣
｢えーじゃあ私も行こうっと｣







｢アイツら…!!!!!!｣