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食満さんと、三木さんです。
6つめです。
ようやく、6つめ。



まだまだ終わらないよー!!
でも愛だけはあふれているので、がんばります。

























「食満先輩をよろめかせてやる!!」と三木ヱ門が高らかに宣言してからの1ヶ月。
彼の研究熱心さは多かれ少なかれひそかに学園中を巻き込んだ。
タカ丸は、自分で少し覚えてみたら?と言った為に手解きをしなければならなくなった。連日部屋に押し掛けられ、化粧が満足いってから来てって言えば良かった~と喜八郎に愚痴っているのを滝夜叉丸が目撃している。
教師は山田、山本を筆頭に、生徒は仙蔵や三郎は当然、きり丸にもこっそりと聞くくらいの熱の入りよう。
委員会終了後に団蔵にも聞いてみたが、文次郎が興味深そうに眺めていたので照れて早めに切り上げてしまった。
その間の会計委員の仕事、ついでに用具委員の仕事も問題なくこなし、内心何を思われていても文句の言いようもない。そんな調子で三木ヱ門は水面下(と言うには余りに浅いところではあったけれど)で着々と準備を進めていた。


ある昼休み。
「留三郎」
用具倉庫で備品のチェックをしていた食満に、立花が呼びかける。
「…何だ。何を壊したんだ?」
「失礼だな。小平太じゃないんだ、私は」
「そりゃ悪かったな」
見向きもせずに備品の数を数えている。そんな食満を戸口に寄りかかり、食満の仕事ぶりを暫く眺めてみたが、直に飽きたようで再び声を掛ける。
「あの、田村な」
「おー」
「素晴らしいぞあいつ」
「へー」
気のない返事を寄越され、ムッとした様を隠す事なく顔に浮かべ、立花は言葉を続ける。
「おまえの負けだ、留三郎」
負け、という単語に、そいつは聞き捨てならんなと漸く食満が振り返る。
「俺の負けだと?」
「負けだよ、留三郎」
口の端をあげた立花と目線がぶつかる。
「この私が太鼓判を押すんだからな。判るだろう?」
「…判らねぇな」
「1日共に過ごせば確実によろめく瞬間が来ると保証してやる」
「そんなもの要らねぇ」
ふふっと立花が笑う。
「まぁ、楽しみにしていることだな」
そう言って倉庫を出て行った立花の背中を睨みつけた。

「まぁ、今は気にしても仕方ねぇよな…」
やれやれ、負けず嫌いというやつは厄介だな、と自分のことは棚に上げて考えていた。



放課後突然呼び止められた。
「食満先輩」
「…田村」
笑顔で近づいてくる。その顔を見た瞬間ドキリとした。何だか嫌な予感がする。

「今夜、…部屋に遊びに行きますから」

意味深に笑う。やや下から見つめて再び微笑む。

「覚悟しといて下さいよ」
「…やなこった…」

伊作の奴はどうしようかな、と思ったが事情を話せば笑いながら出て行く気がして、尚更うんざりした。
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取り扱い傾向
食満三木・食満綾・文団 基本的にマイナ。 全て脳内妄想による捏造の産物です。 新たに与四兵始めちゃいました。
プロフィール
HN:
航輝
性別:
女性
自己紹介:

団蔵、きり丸、文次郎、滝夜叉丸は不動のベスト4ですがその他の子たちも大好きです。その時の熱の入り方によって傾向がかわるやもしれません。
連絡先→ ar.k512.roger★hotmail.co.jp ★→@でドウゾ。
twitter→takeya_chika(航輝)です。時々つぶやいています。